全商検定の3級で1番受かりやすい検定はなんですか?
このような悩みにお答えします。
この記事はこんな人におすすめ!
- 全商検定3級の難易度を知りたい!
- 簿記検定と情報処理検定、どちらが受かりやすい?
全商検定3級は基礎的な知識が問われる検定として位置付けられていますが、
全ての種目において合格率が高い訳ではありません。
どの検定が一番受かりやすく、難しいのか気になりますよね。
今回は、令和3年度のデータを元に
「全商検3級の合格率ランキング」をご紹介します。
実際に商業高校を卒業した筆者が解説します!
この記事を読むことで、
『(令和3年度)全商検定の難易度ランキング』
『受かりやすい全商検定』が分かります。
全商検定1級の合格率及び難易度(全9種目)については
こちらの記事で詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。
基本】「全商検定」の正式名称と3級(5種目)の名前
全商検定の正式名称は「全国商業高等学校協会主催 検定」です。
商業高校に通う高校生向けの試験で、
会計をはじめプログラミング、語学、計算機やタッチタイピングの習得など、
全商検定を通して幅広い知識を学ぶことが出来ます。
全商検定3級の5種目をご紹介
全商5種目は以下の通りです。
- 簿記実務検定試験
- 情報処理検定試験
- 英語検定試験
- ビジネス計算実務検定試験(旧:珠算・電卓実務検定試験)
- ビジネス文書実務検定試験
※「珠算・電卓実務検定試験」は、令和4年度に「ビジネス計算実務検定試験」と種目名が変更されました。
「ビジネス計算実務検定試験」は令和4年度から出題範囲や出題内容が変更されたので、注意が必要ですね…
ランキングの付け方と注意点
ここでは、全国商業高等学校協会によって発表された令和3年度のデータを元に、
全商検定3級の5種目の合格率をランキング形式で発表します。
ランキング作成に関する注意事項
※珠算・電卓実務検定試験
試験内容が同一なため、1つの試験とカウントして発表させて頂きます。
※ビジネス計算実務検定試験
令和3年度のデータを使用しています。
令和4年度の出題範囲及び出題形式の変更により、合格率の大幅な増減が発生する可能性があります。
【3級】全商検定5種目の合格率ランキング
第1位 ビジネス計算実務検定試験(旧:珠算・電卓実務検定試験)
ビジネス計算実務検定の合格率は81.3%でした。
当検定は「普通計算部門」と「ビジネス計算部門」に分かれており
双方の合格をもって、3級合格となります。
普通計算とビジネス計算の合格率
- 普通計算・・・82%
- ビジネス計算・・・80.5%
合格率はいずれも80%を超えているため、
難易度としては比較的安易な検定として挙げられます。
※珠算・電卓ごとの受験者数や合格率のデータは公表されていませんでした。
憶測ですが、珠算の方が受験者数は少ないと思われます。
また、全商検定1級の合格率ランキングや2級の合格率ランキングでも、
ビジネス計算実務検定試験が最も合格しやすい検定として名を馳せています。
2級の合格率も、同様に8割を超えていますので、
手っ取り早く1級受験に近付きたい方は、2級の受験をおすすめします。
第2位 情報処理検定試験
情報処理検定試験の合格率は74.9%でした。
情報処理検定試験の1.2級を受験する際は
- ビジネス情報部門
- プログラミング部門
の2つの部門から選択することが出来ます。
3級においては部門選択が無いため全ての受験者が同様の試験を受験することになります。
受験者のうち7割が合格することから
3級の中では比較的合格しやすい種目であると考えられます。
2級になると難易度が急激に上がるので注意が必要です
第3位 ビジネス文書実務検定試験
ビジネス文書実務検定試験の合格率は73.4%でした。
科目ごとの合格率は以下の通りです。
- ビジネス文書部門・・・69.9%
- 速度部門・・・77%
第4位 英語検定試験
英語検定試験の合格率は58.5%でした。
英語検定試験は合格率の変動が激しい検定ですので、注意が必要です。
令和3年度に実施された第66回と第67回の合格率には、35.6%もの差があります。
英語検定試験の合格率(令和3年度)
- 第66回=76.2%
- 第67回=40.8%
確実に合格を目指したいという方は、
基礎から語彙まで徹底的に固める事をお勧めします。
英語は好きだけど、3級に受かる自信がありません。
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第5位 簿記実務検定試験
簿記実務検定試験の合格率は最も低い56.5%でした。
精算表や貸借対照表、損益計算書に苦戦する方が多いように思います。
3級の中では最も合格率が低い簿記実務検定試験ですが、
合格率は5割を超えています。
簿記検定3級の模試の最低点数「8点」の私でも1級に合格していますので、自信を持って頑張ってくださいね。
逆に何を正解していたんですか…?
ランキング | 種目名 | 合格率 |
第1位 | ビジネス計算実務検定試験 | 81.3% |
第2位 | 情報処理検定試験 | 74.9% |
第3位 | ビジネス文書実務検定試験 | 73.4% |
第4位 | 英語検定試験 | 58.5% |
第5位 | 簿記実務検定試験 | 56.5% |
全商検定の3級は『各検定の基礎』
全商検定の合格率が最も高い検定は「ビジネス計算実務検定試験」で81.3%、
合格率が最も低い検定は「簿記実務検定試験」で56.5%でした。
上記の結果は、あくまで前年度の合格率ですので、
同様な難易度や傾向が今年度以降も現れる保証はありません。
「合格以外あり得ない」と思えるまで、
ひたすら学習を繰り返して2級の合格を目指してくださいね。
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