HSPで、いつも暗い気持ちになるんです…
このような悩みにお答えします。
この記事はこんな人におすすめ!
- HSPのせいか、いつも落ち込みがちになる
- 環境の変化や刺激が多く、すぐに疲れてしまう
- 少しでも不安を解消して楽に生きたい!
HSPとは、非常に感受性が強く、敏感な気質を持った人を指します。
HSP
今回は、HSS型HSPである筆者が実際に感じた
HSPに関する以下の内容をご紹介します。
「ついつい考え事をして疲れてしまう」
「人の強い感情に触れると疲れてしまう」
という方へ、少しでも生活のお役に立てたらと思います。
HSP (非HSS型HSP) とHSS型HSPの特徴は?
HSPとは
そもそも、HSP(非HSS型HSP)とはなんでしょう。
HSP(Highly Sensitive Person)は、生まれつき人よりも刺激に敏感で、感覚が鋭く、音・光・匂い・感情等に必要以上に反応してしまう人のことです。非常に感受性が強く、敏感な気質を持った人と示されることが多いです。
中でも特徴的な4つの性質「DOES(ダズ)」に当てはまる方が該当するとされています。
4つの性質「DOES(ダズ)」とは
- Depth of Processing:様々な思考を巡らせ、深く時間をかけて処理する
- Overstimulation:刺激に対する反応が強いため、疲れやすい
- Emotional response and empathy:共感性があり、他人の感情の影響を受けやすい
- Sensitivity to Subtleties:他人が気づかないような些細な刺激に反応出来る
人口の20%が該当する生まれながらの特性で、
想像力や発想力に長けている一方、ネガティブな一面もある人が多いとされています。
5人に1人がいわゆる ”繊細さん” ですね。
HSPは「障がい」や「病気」と考える方もいらっしゃいますが、HSPとはあくまで「性格・性質」を表します。
私が学生の頃は「HSP」という言葉がそもそもなかったため、
「自分はどこか人と違う」「障害者なのかもしれない」
と不安に思っていた時期もありました。
「HSP」を知ったときはこれだ!!と腑に落ちたことを今でも覚えています。
HSS型HSPとは
では、HSS型HSPとはなんでしょう。
HSS(High Sensation Seeking)は、日本語で刺激追求型HSPと呼ばれます。
傷つきやすい一面がある一方、好奇心が高く、
変化や刺激を求めて行動をとる点が特徴として挙げられます。
その他にも様々な特徴が挙げられますので、まとめてみました。
具体的な特徴
- 初対面の人ともすぐ打ち解けることが出来る反面、徐々に疲れて距離が出来る
- 明るく、社交的なイメージを持たれるが、実はそうでもない
- 好奇心が強いため、新しいものに飛びつくが、すぐに飽きてしまう
- 非日常的な体験・スリル・大胆な行動をとる
- 思慮深く、勉強熱心である
刺激を求める一方、繊細で内向的な性質があるため
気持ちの矛盾に悩む方も少なくないのではないでしょうか。
ちなみに、HSS型HSPの他にも「HSS型HSE(刺激追求型外交的HSP)」もあります
HSPが内向的な一方、HSEは外交的な気質を持った人たちのことを言います。
イベントやチームワークが好きで、
人と会うことで元気になれる方が多く、HSPとはまた対極的な性質となります。
まずは知ってもらうことが大事です
HSS型HSPの私が生活に取り入れた楽な生き方
ここでは、HSS型HSPの私が楽に生活するために
「生活で無くした習慣」をご紹介します。
(1) テレビのニュースを見ない
現在は毎朝テレビを付けているのですが、
中高時代はニュースを見ることが苦痛でなりませんでした。
思春期など精神的に不安定になりやす時期は特に気になりました。
なぜニュースを見ないことを勧めるかというと、
衝撃的な事件や事故を朝に見てしまうと、一日中頭から離れなくなってしまうためです。
先ほど説明しました通り、HSPは感受性が高いため
人の感情が関わると様々な情報が一気に頭に押し寄せてきます。
何をしようにも、今朝見た事件や事故に対する強い怒りや悲しみの感情を
無意識的に思い出してしまうことが多々ありました。
ニュースを見ないと社会に置いて行かれます
と、お思いの方もいらっしゃると思います。
今の時代ですと、ネットニュースだけでもかなりの情報を得ることが出来ます。
重要な記事が一覧となって表示されますので、
あまり事件や事故に触れたくない方はテレビのニュース番組から
ネットニュースに切り替えてみてはいかがでしょうか。
実家暮らしの方、テレビが常時付いている環境で生活している方は
大変難しいことを承知の上言いますが、聞かない一択です。
それでも、HSPの方は耳に入ってしまう方がほとんどですよね。
その際はテレビが付いている部屋にいる時間を減らすことや、
イヤホンなど外の音をシャットダウンしてみてください。
中高生の皆さんは特に、自分が思っているよりも暗いニュースや音楽はストレスとなります。
人間関係に疲れる年頃、少しでも生活におけるストレスを減らしてみてくださいね。
ニュースの取捨選択をすることで、より関心が持てる話題が見つかるかも知れません。
(2) 人と関わずに達成出来る目標を決める
HSPには「1人の時間」が生活する上で欠かすことが出来ません。
学生であると、常に集団行動を強いられてしまうので、
夕方には疲れ切ってしまう方が特に多いです。
そんな方には「人と関わらずに達成できる目標設定」をおすすめします。
具体例を教えて欲しいです。
私は「資格勉強」に取り組んでいました!
「資格勉強」にハマると、メリットが沢山あるのです。
具体的なメリット
- 勉強に集中する時間は嫌なことを考えなくなる
- 知識が付く楽しさを知ることが出来る
- 成績が伸びる(進学に有利になる)
- 資格が取れる
- (学習室で勉強をすることで)教師の目に勉強をしていることをアピール出来る
最終的には、資格の数がきっかけで学校で表彰を受けるほどに没頭していました。
もちろん、目標設定は勉強でなくても構いません。
少しでも興味のあることを始めてもいいし、好きなことを極めてもいいし、なんでも大丈夫です。
思慮深いHSPの皆さんであれば、
一度熱中すると深くまで知ろうとする才能があるので、自信を持って取り組んでみてください!
HSPは、無意識に考え事をしてしまう特徴を持っているので、自分で考え事をしない時間を作ることが大事です。
※これはあくまでHSS型HSP(刺激追求型内向的HSP)の筆者の体験談となりますので、外交型のHSEの皆さんは人と関わる目標がいいかも知れません。
(3) 日本語の曲を聞かない
突然ですが、感情がダイレクトに流れ込む日本の曲を聞くことはお勧めできません。
私は中高時代、暗い曲を朝から聴いていましたので、
案の定一日中嫌な気持ちを引きずっていました。
HSPは共感性も高く感情移入しやすい曲を聞くと、知らない内に疲弊してしまいます。
歌詞が無いクラシックはどうですか?
個人的には、クラシックもお勧めできません。
クラシックのイメージや曲調から、架空の風景や登場人物、感情や物語など沢山の情報が頭の中で渋滞します。
また、考える事が好きなので
時間がある限り永久的に考えることが出来ます。
お察しの通り、何も集中出来なくなります。
目の前の物事に意識がいかない為、ほとんど手につかなくなってしまうのです。
特に考え込む癖がない方は、クラシックで沢山心を癒してくださいね。
そこで、私が朝に聴くおすすめの音楽ジャンルは、EDMです。
EDMとは「Electronic Dance Music」(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の略。直訳すると「電子の・踊る・音楽」となります。つまり、シンセサイザーなどを使って生み出す音=”電子音“の音楽ジャンルとなります。
-EDMMAXX HPから引用-
朝から明るい曲を聴くことで、1日の気分が安定します。
是非試してみてくださいね。
HSS型HSPは大きな長所
HSPの私が取り入れた「楽な生き方」を3点ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
HSPの方は、考え込んでしまったり、必要以上に人の感情を汲み取ってしまったり、
知らない内に疲弊してしまったりする特徴があります。
しかし、自身が持つこれらの特徴は決して短所ではないことを忘れないでください。
しかし、いつか必ず「この自分でよかった」と思える日が来ます。
自分がHSPであることを悔やむ気持ちも、否定しないであげてください。
いつか皆さんが自分自身に誇りを持てるよう、筆者も陰ながら応援しています。
コメント