HSPに向いている仕事がわかりません。
就活に対して漠然と大きな不安があるそこのあなた。
実は、HSPは就職活動で苦しい思いをしてしまいがちなのです。
今回は、HSS型HSPの私が就職活動を通して感じたことを元に、
- HSPが”人一倍”就職活動に悩む理由
- HSS型HSPの私が感じた就職活動が上手くいくコツ3選
について詳しくご紹介したいと思います。
この記事はこんな人におすすめ!
- HSPで、就活が辛い、苦しい
- 就職活動を頑張りたいけれど、自信が持てない
- 自分のやりたいことがわからない
- 周りの人と比べると不安になる
HSPが”人一倍”就職活動に悩む理由
就職活動といえば、学生生活の最後の試練と言っても過言ではありません。
「自分のやりたいことがわからない」
「〇〇会社に就職したいけれど、合格するかわからず不安」
と誰しもが不安と隣り合わせです。
しかし、その中でもHSPの皆さんは “人一倍” 不安を感じやすいのです。
他の人と比べて焦ってしまいます
ではなぜ、こんなにも不安を感じてしまうのか、
筆者なりに分析してみました。
① 一人を好む
HSPの方は友人や新しい出会いを求めるよりも、刺激がない環境を好む傾向があります。
外交的なHSS型HSEの方は、
内向的なHSPの方と比較すると新しい出会いが得意です。
しかし、長時間に渡って情報が行き交う場所に滞在すると、
内向型のHSPの方と同様に疲れ切ってしまいます。
HSPは少人数と深く関わることや、一人で黙々と作業することを望む人が多いです。
「ESを書くのは得意だけれど、面接が苦手」
という方も少なくないのではないでしょうか。
② 自分に自信が無い
HSPの多くの方は自信がなく、自己肯定感が低い傾向があります。
「自分に出来る訳がない」
「他の人は自分より遥かに優れている」と、
どうしても他人と比較してしまい、行動に移せない場面が多いのです。
周囲と上手く関わることが出来ない経験を持つ方の中には、
小さい頃から生きづらさを感じているため
上手く行かなかったらどうしよう
とよりネガティブになってしまいます。
③ 些細なことで傷ついてしまう
HSPさんは刺激に弱く、繊細な気質を持っています。
挫折やトラウマを抱えやすく、若い方でも
大きなトラウマ背負って生きている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのトラウマが障害となり、
一歩を踏み出せず悩んでしまうことも多いのです。
また、HSPさんはコツコツ努力出来る長所が仇となることもあるのです。
就職活動の不合格メール(お祈りメール)に恐怖心を抱いてしまう方も少なくありません。
④ 他人を尊重して遠慮してしまう
大前提として、他人を尊重することは悪いことではありません。
しかし、HSPさんは他人の感情に非常に敏感であるため、
何事にも遠慮しがちになり、自分のことを後回しにしてしまう傾向があります。
自分に対する優先順位も低くなることから、
自己肯定感も下がってしまう傾向にあります。
他人を尊重しすぎてしまうことにより、
就職活動では集団面接やグループディスカッションにて
大きな不安や失敗を感じた方も多いのではないでしょうか。
HSS型HSPの私が感じた就職活動が上手くいくコツ3選
ここからは、HSS型HSPの私が感じた
就職活動が上手くいくコツをご紹介したいと思います。
HSS型HSP(刺激追求型の繊細さん)については
他にも記事にしておりますので、是非ご参考までにご一読ください。
(1) SNSや友人との関わりを最小限に抑えた
HSPは自信のなさから他人と比べてしまう傾向があります。
他人の就職活動状況を聞いて大きな不安を感じてしまったり、
悪意のあるように受け取ってしまったりすることで、
徐々に自信が無くなっていくのです。
そんな方は、他人との関わりを極力控えることで
根本的に人と比べられない環境を作ることをおすすめします。
工夫したこと
- LINEの連絡を必要最低限に控えた
- Instagramを見るのを控えた
- Twitterは情報収集のみで、目的のない散策を控えた
- 友人に就職活動の相談をするのを辞めた
「SNSを控える」という線引きは難しいのですが、
是非皆さんの考えや習慣に合わせて調整してみてください。
(2) グループディスカッションを避けた
私は一度だけ、グループディスカッションを経験したのですが、大失敗に終わりました。
初対面の人と話すことにそこまで抵抗はないのですが
「他人の顔色を伺って遠慮してしまう性格」が仇となり、
ほとんど発言出来ずに終わりました。
2日間かけて対策本を読み漁り、発言内容をまとめ、
過去の出題問題の傾向分析などを徹底して行いましたが、
トラウマになる程何も出来ずに終わったのです。
数日引きずりました…
元々、グループディスカッションが頻繁にあるような業界は志望していなかったため
意図的に避けることは無かったのですが、
選考内容に「グループディスカッション」が含まれている可能性のあるものは控えるようになりました。
(3) 自己分析を辞めた
就職活動サイトを見ると
「自己分析をもっとやればよかった」
「自己分析が最も重要」
という意見をよく目にします。
私も就職活動の前半は自己分析に熱中していましたが、
あることに気付いてからは必要性を感じなくなりました。
自己分析の必要性を感じなくなった「あること」は次のようになります。
- 過去を思い返して落ち込んだり辛くなったりする
- HSPは元々深く考える癖があるため、日常的に自分を分析していると気付いた
- 今やりたいことが「10年後のやりたいこと」と合致しているとは限らない
HSPさんであれば、常日頃「自分と向き合っている」方が多いと思います。
自己分析をしない=逃げることではないことを忘れないでください。
とは言っても、自己分析をしていないと面接で答えられないものもあります。
必要最低限やっておくべき自己分析を下にまとめましたので、是非参考にしてください。
最低限やった方が良い「自己分析」
- 学生時代に力を入れたこと
- 自己PR
- 長所・短所
- 友人から「どんな人」と言われているか(評価)
- 自分を一言で表すとどんな人か
少しでも、心の負担を無くしていきましょう。
HSPの方が “人一倍” 就職活動に不安を感じるのは当たり前
最後にお伝えしたいのは、
HSPの皆さんが就職活動に大きな不安を感じることは当たり前であるということです。
HSPの皆さんの多くは、不安に対しても人一倍敏感です。
そんな大きな不安と何ヶ月に渡って戦う訳ですから、
大きな不安で疲れ切ってしまうことは当然です。
「周りの子は普通に出来ている」と深く落ち込んでしまう方もいらっしゃるかと思います。
私もそうでした。
しかし、その分沢山の才能やセンスを兼ね備えているのが「繊細さん」です。
自身の強みを活かせる日は必ずやってきます。
この記事を通して少しでも皆様の就職活動が良い方向に行くことを願っています。
コメント